漢方外来

当院での漢方治療について

漢方治療とは、中国で何千年もの昔から自然と人(大宇宙)および人自身の器官や機能(小宇宙)の調和の乱れからくる異常を治すため、植物、鉱物や動物を使用して経験的に治療してきたものが、学問として積み重ねられ伝えられたものです(伝統医学と言われています)。

 

治療としては、植物や鉱物や動物などの生薬を煎じたもの(水の中にこれらのものを入れて沸騰させ煮詰める)を濾して服用します。


その他に、製薬会社が加工して粉末・顆粒状にした「漢方エキス剤」があります。

 

伝統医学として、漢方治療のほかに「鍼灸治療」があります。体には気の流れる通路があります(これを経絡といいます)。各経絡には「つぼ」がありますが、この「つぼ」を鍼や灸で治療する方法です。(当院では鍼灸治療はおこなっておりません)

 

この「つぼ」を使って治療する方法に「貼薬治療」があります。「つぼ」を磁石で刺激することにより経絡のいろいろな情報を診断し、漢方薬を紙に浸して作成した貼薬を「つぼ」に貼ることにより治療を行います。

当院での漢方治療は、漢方エキス剤の内服と貼薬治療を併用します。

 


いずれの治療も、弱いところを扶け実しているところは通じさせ、病原性物質やそれにより生じた代謝産物を除き、体のバランスを良くして免疫力も高める治療です。