体に無害なレベルの超音波を使用して、体内の臓器を描出する画像検査です。
主には、心臓、腹部、甲状腺などの評価に用いられてきましたが、近年血管のエコー検査により動脈硬化の程度を詳しく調べることができるようになりました。
頸動脈はとくに“動脈硬化の窓”と呼ばれ、この血管を調べることにより脳梗塞などのリスクを評価することが可能となります。
当院では、頸動脈エコーの経験が豊富な医師や臨床検査技師が検査を行い、動脈硬化の程度を判定するとともに、次の検査の必要性(頭部MRIなど)や最適と思われる治療法についてご提案いたします。
また、末梢神経のエコー検査も行っております。手根管症候群、肘部管症候群などの補助診断として有用であることが証明されています。
● 頸動脈エコー
● 心エコー
● 腹部エコー
肺炎球菌(肺炎や髄膜炎の原因の一つ)、大腸菌(尿路感染症の原因の一つ)、溶血連鎖球菌(扁桃炎や蜂窩織炎の原因の一つ)などを「細菌」と呼びます。細菌感染症の時には白血球、CRPが上昇してきます。
当院では、細菌感染症を迅速に診断するため院内で白血球とCRPを測定できるようにしています。
もちろん、この検査だけで細菌感染症の診断(部位や原因菌)がつくわけではありませんが、臨床症状や診察所見を併せると非常に有用な情報が得られます。
糖尿病の診断や治療効果の判定に有用であるHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)も院内で測定可能です。
受診時にすぐに測定でますので、検査結果をみてから治療薬の変更が必要かどうか判断することができます。
その他の血液検査は外部の検査センター(福山臨床検査センター)へ委託します。
尿潜血、尿蛋白、尿糖などのチェックを行います。
尿潜血が陽性の場合、尿路結石、糸球体腎炎、癌(腎、尿管、膀胱、前立腺)、膀胱炎などが疑われます。
尿蛋白の検査は慢性腎臓病の診断に重要と考えられています。
血糖値が180mg/dl以上の時にはじめて尿糖陽性となりますので、尿糖が陰性であっても糖尿病が否定されるわけではありません。しかし、風邪で受診した方の尿糖が陽性で糖尿病が発見されることも珍しくなく、糖尿病のスクリーニング検査としてはまだまだ有用と考えられます。
簡単な検査ですが非常に有用な情報が得られますので、当院では初診の患者さんには無料で尿検査を行っています。